SONY SCD-1修理完了
2011年 02月 25日
高松SONYにて1週間の予定が3日か4日で帰ってきた。
ここは昔オーディオメインのブログだったw
知らない人も多いと思うのでSONYのSCD-1を説明しよう。
HONDAのバイクで例えるとCBR924だか954だかのファイヤーブレードベースにチタンコンロッドだかピストンだかで武装したメーカーチューンのサーキット最速を目指したようなマシンである。発売は1999年、確か2003年か4年くらいまで販売していて全世界で経ったの1500台しか売れなかった。メーカーからすると大赤字だろう。
SACDというCD規格を超えたソフトを再生する為の1号機で
定価は当時50万円。
そしてその定価でバーゲンプライスと言われたw
オーディオマニア以外には「あんた頭打ったのか?」と思われること請け合いのプレイヤーである。
今でも定価10万や20万のCDPと比べたら段違いにイイのだが
一般の人が聞くとさあ、どんな感想を持つのだろう。
初めて聞いたときはタマゲタが今聞くと普通に聞こえるから怖いw
梱包する為に持ち上げたが昔はそうは思わなかったのに27kgは今だとクソ重い。
でも鉄で作ったら50kgは超えるだろう。
何故わざわざアルミで作ったか?というと非磁性体だからだ。
磁性体だと通電しているうちに僅かに帯磁して微小な信号に悪影響を及ぼすかも知れない。まあ、実際は鉄で作ろうが木で作ろうがある程度の精度さえ出ていればそんな大した違いは無いのだろうが、世界一を目指した機種なのだから半端なこだわりではない。
アルミの削り出しで実は他のメーカーでこのシャーシを作ろうとすると
シャーシだけで50万するとかどこまで本当だか分からないがそういわれていた。
昔のステサン(ステレオサウンド)で開発者インタビューを読んだ記憶では。
1/100mmではなく1/1000mmの精度にこだわって加工工場に出向き
現場と揉めながら作ったそうだ。
現場では「そんな精度は出来ないし意味があるのか?」と言われどうしてもと無理を言って作ったとか。
精密加工技術の現状がどうか分からないが10年経った今では普通に加工出来るのだろうか?
まあ、そういった工業製品としては歴史的な一品と言えなくも無い。
で、修理完了して久しぶりに聞いているわけだが、
リモコンが効かない。
念のためリモコンの電池を新品にするがダメ。
修理した際に基盤のどっかのコネクターでも抜けているのか?
と思い、更に念のためDVDのリモコンの電池を入れてみると普通に使える。
流石ダイソー電池w
アルカリ電池を冷暗所に保管していたのにmade in CHINAは伊達じゃない。
やっぱり日本製の電池じゃないとアカンのう。
で、驚いたのが例のイライラするシークの長さが驚くほど早くなっている!?
噂のファームウエアアップデートか!?
修理に出すとマルチチャンネルを2ch再生する為のアップデートをされるという情報があったが、とにかく早くなって感動した。
音は夜中なので小音量で聞いている。ええような気もするのう。
まあ、もうオーディオも縮小傾向なので近々ヤフオク行きかな。
ティールとeARも売ってONKYOとLUXMANにするかなw
D77とC06α+M07、何を持ってきても間違いなくええ感じで鳴りそうw