LUXMAN MQ-60
2006年 03月 13日
真空管のパワーアンプを買った。
たった30Wのアンプだ。
地元のオーディオ店に行くとKMQ-60という真空管パワーアンプがあった。
「ちょっと聞かせてくれ」と店主に頼んだ。
KMQはMQのキット版だそうでクリック感のあるアッテネータやボリューム、SP端子、入力端子など前のオーナーのこだわりらしくしっかりした物がついていた。外観もピカピカで音もそれなりに気に入った。
ほとんどそのまま買おうかという寸前でそばにあった似たようなアンプに目が止まった。
店主に聞くとこちらはオリジナルのメーカー品MQ-60だそうだ。
念のため聞かせてもらった。
外観はヤレを感じさせる物だが音は確実にイイ!
真空管が違うのだそうだ。
ピカピカのキットは中国製の真空管で信頼性の問題からバイアスだかグリッドだかの電流だか電圧を小さくしているらしい。
オリジナルは国産のNEC製だそうで30分ほど迷ってオリジナルのくたびれた方を選んだ。
端子類も全てオリジナルだったが、流石にSP端子だけはYラグ以外つなげそうに無い雰囲気だったので店主に交換を依頼した。
値札+3千円ほどで商談成立した。
L-58Aと同時に入手したがSP端子交換で1週間待って今日、仕事の合間を縫って持ち帰った。
早速ティールにつないでみる。
僅か30Wのアンプとは思えないほど鳴っている。
店頭での試聴時は4348とノーチラス800を鳴らしたのでティールでもそこそこやるだろうと思っていたが予想以上に健闘している。
残念ながらNECの真空管が高価かつ入手難らしい。
ネットで調べてみるMQ-60は恐らく世界一売れた真空管アンプだそうで、なるほどなあと頷きながら聞いている。
高能率のホーン型SPなら全く文句が出ないはずだ。
これはかなり面白いパワーアンプを手に入れた。
いかに電流バカ喰いの低能率低インピータンスCS7でも常用は20W前後である。
無理なソフトで大音量を出さなければ十分使用できる手ごたえを感じた。
LD、カセットデッキ、チューナー、真空管・・・・・・
時代に逆行している快感もあるかも。
誰に言うでもないが「オマエラが捨てるなら俺が使い続けてやるワイ!」という気分だ。
OTさんらしいですね。w
国産の壁を越える日はいつか来るのでしょうかね?
思わず、ぎくっ。
そんな才能があれば、ロト6買ったりしませんよ。(笑)
細々と貯めた資金です。
実質メインシステムは1年間変更無しですから。
最初のセパレートアンプ@トランジスタがLUXMANでした。
最初で最後になるでしょうが真空管も初めてはLUXMANになりました。
手頃で定評があり信頼性もあるので自然な流れかもしれません。
私も見ました。
一日で2千万!
やってみたいですね。
昔、KT-88のシングルでしたら、キットを作った事があります。
真空管アンプは持つ喜びと言いましょうか、存在感があって良いですよね。